書評

「原因と結果の法則」レビュー 謎の哲学者ジェームズ・アレンが伝えたかったもの

原因と結果の法則

こんにちは。ロビン(@chiteki-robin)です。

「原因」と「結果」の法則

私の好きな本ベスト3に入ります。

イギリスの謎の哲学者、ジェームズ・アレンが100年以上に書いたもので

世界中で今もなお売れ続け、ベストセラーとなっている本です。

自己啓発書の原点となった本書に影響を受けた著名人は少なくありません。

この本を引用して、現代成功哲学の理論を補強しているものもたくさんあります。

現代成功哲学の大元となっている「ポジティブシンキング」という考え方。

今では誰もがこぞってそう叫んでいますが、実はこの本は「ポジティブシンキング」を

推奨しているものではありません。

だから、好き。

 

宇宙は偉大で何か見えない大きな力が働いていることは、わかる。

でも、そこまでスピリチュアルに走れなくて。

「守護霊」とか言われるとちょっと引くし。

それを「神様」と呼ぶこともできなくて。

何か特定の宗教に自分の考えを押し込めることもできない。

 

人間って本当にあやふやなもの。

 

ウィキペディアで「ニューソート」と「ニューエイジ」について調べてみました。

結構、私当てはまってるな(笑)

でも、「ニューエイジさん」なんて呼ばれたくはないですね〜

そこまでどっぷり踏み入れられない。

 

結局、人はみな「心の拠り所」が欲しいのだと思う。

でもそれって、自分がしっかりしていれば他に求めなくてもいいんじゃない?

という結論に至ったのです。自分の中で完結していれば。

そして、そうありたいと思う。

 

この本は聖書の次に売れていると言われるだけあって、何となく聖書に似てる気がします。

どことなく抽象的な表現だったり、読み手によって印象が変わる本じゃないかな。

 

人は誰も、内側で考えているとおりの人間である

 

最初から最後までジェームズさんはこのことを繰り返し言ってます。

人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」と。

環境というものは自分で作っているものです。多くの人はそれに気づかないし、信じようとしない。

 

数日前、ある女優さんの苦悩に満ちた半生をテレビで観ました。

すみません。ちょっとディスります。

旦那さんに浮気され、離婚。その後、ガンを発病。次々と襲う困難…みたいな番組なんですが。

彼女は、至って真面目で頑張ってる。でも、なんでこんなひどい悲劇が起きるの?

という趣旨で放送されていましたが、それは彼女自身が引き起こしてることとしか思えませんでした。

「こんなに頑張っているのに」「かわいそうな自分」「私にはこんな不幸がありました」と

完全にご自身の考え方が被害者なんですよね。被害者だと思ってるから、被害者になる。

すごく厳しくて冷たいこと言ってますが。(私のことは嫌いにならないでください)

頑張っても報われないのは、頑張ってる方向性が違うからじゃないかな。

環境は選べるし、努力は報われます。

そんなことできるはずない!っていう人もいますが、できないのは自分の責任。

結局、自分なんです。いくら他人を批判してもね。

 

ジェームズさんは、こうも言ってます。

 

気高く清らかな思いをめぐらせなさい。

決して、「物事の良い面を見つけるようにして楽天的に捉えなさい」とは言ってないんですね。

「原因と結果の法則」の仕組みは、

心の中に蒔かれた「思い」という種が「行い」として花開き「環境」という実を結ぶことになる

というものです。

気高い思いから邪悪なものが生まれることはない、と。

心をきれいに保つことの重要性を説いています。

 

良い行いは良い結果を生み、悪い行いは悪い結果を生む。

今更言うまでもありませんが、当たり前のことほど、人は疎かにしてしまいがちです。

 

そして、「成功すること」についてこう語っています。

人間は、もし成功をめざすならば、自分の欲望のかなりの部分を犠牲にしなくてはいけないのです。 

ここは、ニューエイジと違うところですね。

 

努力しなくてもいいんだよ〜。

我慢しなくていいんだよ〜。

という考え方。

確かにストレスの多い現代、そういう考えも時に必要ですが、冷静になってよく考えてみて。

私も努力と根性と我慢が夢を叶える要素だとは思いません。

でも、何かを達成したいと思った時に、「あとほんのちょっと頑張ろう!」というプチ努力は必要なんじゃないでしょうか。

思い通りの結果が出せない人は、この辺が足りてないのだと思います。

「努力と我慢をしなくていい」という考え方だけがやけに先行してしまってる気がします。

成功している人はみんな陰でちゃんとやってますって!!

 

きれいな思いをめぐらせて、自分の心の管理をする。

それを実行しようとしただけで、かなりの自己犠牲を伴います。

私の心の中なんて不純なものだらけですよ!どうしてくれますか!

 

かくいう私も「ポジティブシンキング」かもしれません。

嫌なことがあっても速攻忘れられるし、やりたいことが山ほどありすぎて毎日ワクワクしてます。

楽しいから笑ってるし、楽しそうにしてると人の輪ができるし、そこからまた繋がって…

そういうサークルは確かにあると思います。

 

ただ何事もポジティブに捉えようと無理する必要はないと思う。

いいじゃないですか。心配性でもネガティブでも。

それを売りにしてしまえば、立派な個性です。

いきすぎた自己改革に励んでる人は、自らの魅力を失ってしまいがちです。

 

こんな長文を書いてしまってる自分にもどこかネガティブな部分があるんだろうし、心配することや不安になることだってもちろんあります。

ネガティブ全否定の罠にはまらないでください。

 

要は、明るくても暗くても、心をきれいに保つことの方がもっともっと大切なんだと思います。

 

そうそう。私が言いたかったのは、心のコントロールです。

そりゃあね、いつも愚痴ばかり悪口ばかり言ってるような人に誰も近寄って来ませんよ。

それをコントロールするんです。節度が大事。

いい人のふりしなくても大丈夫。たまに毒舌吐いて笑いとれば済む話です。

それも節度が大事。心のコントロールです。(あえて二度言いました)

 

偉そうに色々と書きましたが、素敵な本です。

この記事を読んで、誰かが何かを思うきっかけになれば。

不純に満ちた私の心も、これで報われます。