書評

「モンスター」レビュー 百田尚樹 整形がやめられない女性の物語

モンスター

こんにちは。ロビン(@chiteki-robin)です。

今一番欲しいものは集中力です。

時間がないとわかっていても、何か別のことをしてしまう癖をどうにかしたいです。

あと、財布を忘れて外出してしまうというサザエさん的パフォーマンスを今月に入ってすでに二度もやってしまいました。

自転車に乗って行ったのに歩いて帰って来てしまったり、何を思ったのか水筒にコーラを入れて爆発させてしまったり・・・

見た目だけきちんとしてる風に見せてる自分が末恐ろしいです。

早くちゃんとした大人になりたいです。

 

「モンスター」

著者の百田尚樹さんは探偵ナイトスクープの放送作家さんだったんですね。

いつか読もうと思っていたものの、すっかり忘れてて。

噂通り面白くて読み始めたら止まらなくなってしまい、一晩で読みました!

 

「バケモノ」と呼ばれる程、醜い容姿の女が美容整形にどっぷりハマりものすごい執念で無謀とも思えるような計画を立てて実行していく・・・

というお話なのですが。

この話はフィクションだけど、それに近いことをしてる人は世の中に少なからずいるのでは?

とちょっと思ってしまいました。

 

おそらく大抵の女性は「性格悪いね」と言われるより「ブサイクだね」と言われる方が100倍傷つきます。

他人に指摘される性格の悪さもどうかと思いますが、やはり外見のことを言われると一番傷つくのです。

 

女性は生まれた瞬間から美のヒエラルキーに立たされ、したくもない競争を課せられている。

「美しくないと価値がない」

誰も口に出して言わないけど、暗黙の了解としてまかり通っている。

それが男性の場合は社会的地位だったりするのだろうけど。

男女の違いはここにあると思う。

 

夫の収入が少ないと悩んでいる女性はいても、自分の収入が少ないと嘆いている妻はほとんどいない。

どんなにお金を稼いでも、社会的地位を築いても、容姿に自信がなければ真の自信は生まれない。

女性が心を満たすために必要なものは絶対的に「美しさ」なんじゃないかと思う。

 

主人公の女は整形前、淡い恋を実らせるため事件を起こす。

普通の人なら考えつかないような、おぞましいことをやってしまう。

それが後々彼女の人生を破綻させるきっかけとなる。

 

手術費用を稼ぐために風俗で働き、極限まで切り詰めた生活を送る。

すべては美しさのため。

 

お金を払えば美しささえ買える時代。

私は整形に反対していません。

お金を払ってコンプレックスが解消できるならそれも大いにアリだと思う。

でも、美しくなることでその後の人生がすべて思い通りになるという幻想を抱かない方がいい。

美貌を手に入れただけで夢が叶ったり、人生の勝ち組になれる訳ではない。

人は「美しさ」という本質を求めている。

 

本当の美しさは、深さがあり奥ゆかしい。

表面だけ取り繕っても、本質が伴っていないと滑稽なものになる。

バランスの悪さと虚しさに苦しむ。

 

以前、綺麗な顔をした女優さんがインタビュアーに対してあまりにも中身のない回答をしていたのを見て、目を背けたくなるぐらい残念に思ったことを思い出した。

なんて言っても、幸せの尺度は人それぞれだし、他人がどう思おうと本人が幸せならそれでいいのかもしれませんが。

 

でも、瞳の輝きや素敵な笑顔は整形だけで作り上げることはできない。

 

ココ・シャネルの有名な名言

20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績

生き様は顔に表れる。間違いないと思う。

50歳になった時、私はどんな顔をしてるだろう?